即金4000万円のリストラ離婚後の転職
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転職

中高年 転職 : ベンチャー企業への挑戦はありか?

中高年 転職 : ベンチャー企業への挑戦はありか?

結論から言うと、基本的になしです。ただし、初期メンバーに入る場合は検討してもいいかもしれません。

 

中高年がリストラによる転職に苦戦していると、ベンチャー企業がコンタクトしてくることがよくあります。どうしても欲しい人材だからというよりも、来てくれる人がいないからという匂いを強く感じてしまうのは、私だけでしょうか?

 

あと、家族がいる場合は、絶対に奥さんに許可を取ることが必要ですよ。女性は男性が思うより遥かに現実的です。大きな反対に遭うことを覚悟して、それを説得できるだけの材料を持ち合わせていることは、基本中の基本ですよ。

 

偉そうに言っていますが、私はベンチャー企業でやって行けるような気概と能力がないので、どうしても辛口になってしまうことをお許しください。

なぜベンチャー企業なのか?

この動機が非常に重要です。就職先が見つからないから、というネガティブな理由ならまず、辞めた方がいいでしょう。ベンチャー企業とは、名前が格好よいので騙されがちですが、いつ潰れてもおかしくない零細企業のことですよ。従業員数も数名から十数名ぐらいのベンチャー企業もざらにあるので、気をつけてください。

 

生活のためでなく、どうしてもやりたいことがあって、それがそのベンチャー企業のやっている事だったという場合なら就職先と選んでもいいかもしれませんが、本当にそうですか?

中高年のサラリーマンがベンチャー企業を立ち上げるのではなく、一従業員として就職することにはどうしても違和感を持ってしまします。なぜならば、基本的にサラリーマンというのは、個人事業主とは違い、生活の安定を目指す職業であり、大きな儲けも得られない代わりに、月々に決まった給料を安定してもらうことを目指しているためです。

この観点で考えると、ベンチャー企業に就職しても、サラリーマンとしての生活の安定はほとんど得ることができず、サラリーマンなので大きな儲けを貰うような立場ではないのです。つまり、いつ仕事をなくしてもおかしくないというリスクだけ背負わされて、個人事業主であるかのように馬車馬のように働かされる危険性があります。そして、ベンチャー企業が成功しても、その恩恵には預かれないのです。まさに踏んだり蹴ったりの就職先がベンチャー企業なのです。

ここまでボロクソに言われても、それを凌駕する理由と覚悟を持つ人だけが、ベンチャー企業に就職する値する人であると、個人的には思っています。

ベンチャー企業就職への利点

1)入社しやすい

正直、人気がないので、入社しやすいことは事実です。本当に、本当に、切羽詰まった時でない限り、私なら、入りやすいという理由だけで選択することはないです。ブラック企業は、人が辞めていくので、ほぼ誰でも入社できますからね。

 

2)肩書は、良いものを貰える

確かに、大手企業に勤めていた時は、肩書のない社員だった人が、ベンチャー企業に入ると、いきなり統括部長あるいはVPという肩書が貰えることも可能です。私も実際そういう人を知っています。

肩書は高くても、給料は依然の職場よりも全然低いということは当然のようにあります。しかも、肩書が高いということは、それだけの責任を伴います。給料は安いのに、肩書が高くて責任だけ重いのは、個人的には最悪だと思っています><

 

3)自分で会社を作りあげていく醍醐味が感じられる

ベンチャー企業の理念と仕事内容が、自分自身の理想にしっかりとハマった場合は、確かに遣り甲斐はあるかもしれませんね。ただ、本当に報われるためには、ストックオプションなどの恩恵を貰えるようにしていないと、金銭的に恵まれませんよ!

 

4)社長や役員との距離が近い

社員数が少ないので、社長や役員と直接話す機会があり、会社の運営やビジョンに関しても自分に意見をしっかり言う機会があることは、素晴らしいことです。大企業ではありえないことです。

ただ、距離が近いからと言って、自分自身の意見が反映されるわけではないですし、意見が対立した場合は、緩衝材となるシステムもないので、会社を去ることになると思います。

 

ベンチャー企業就職への欠点

1)基本的にブラック企業である

これがすべてです。資金繰りにも困ることがある零細企業なので、個人の生活よりも、会社の存続が優先されます。そのため、長時間労働、低賃金、突然の業務の対応等は覚悟しなければいけないでしょう。

 

2)Job description以外の仕事も平然とやらされる

Job description:入社後、どんな仕事をするかの仕事の範囲を規定するもの

例えば、製品の開発担当者として入社しても、製品の売り込みやプロモーション、株主への対応等、自分の業務範囲以外のこともさせられるため、非常に大きなストレスを伴うでしょう。

 

3)人手が足りず、とにかく忙しい

零細企業なので、人が足りないし、募集してもそう簡単には来てくれません。突然、引継ぎなしに辞めていく人もいるでしょう。なので、とにかく忙しく、正直、本来の自分の担当業務に集中することもできなくなる可能性があります。

 

4)基本的に、給料が安い

当たり前のことですが、業績や利益をまだ上げていないので、社員の給料はかなり安いでしょう。高い給料で雇われても、すぐに業績不振により、ボーナスカット等で、大幅に年収が下がる可能性があることを頭に入れておきましょう。

 

5)社内インフラが整わず、SOPもなく、とにかく、無茶苦茶である

できたばかりの社歴の浅い零細企業ですので、社内インフラやSOPが整っていることを期待するのが土台無理です。この点を指摘して、文句を言うと、あなたが社内インフラやSOPを整えることになるので、更なる業務が増えることでしょう。

SOPとは、Standard Operating Proceduresの略で、業務の品質を保持し均一にするために、その業務の作業や進行上の手順について詳細に記述した指示書のこと

 

6)指導なんかさせずに、研修とかも全くない

とにかく、余裕のない零細企業ですので、指導なんてしてくれません。特に中高年の場合は、指導する立場に置かれます。なので、十分に経験のある業務でないとやっていけません。研修のための時間やお金も期待できないので、ベンチャー企業では知識のインプットや有意義な経験を積むというような甘っちょろい考え方は馴染まないと思います。

とにかく、アウトプット、どんなやり方でもいいから、結果を出せと求められます。

 

7)倒産する可能性がある

倒産する可能性は十分にあります。これが意味するところは、ちゃんとした退職金も貰えないし、給料の遅配や減額も十分に考えられるということです。そういう意味でも、ベンチャー企業ではなく、倒産する可能性がなくなった自社製品で利益を上げている中小企業にいくことをお勧めします。

 

8)福利厚生なんてない

大企業では当たり前だった福利厚生が全くなくなります。社会保険料の企業分がちゃんと支払われているかを確認することをお勧めします。ベンチャー企業は滅茶苦茶なことが多いので、気を付けるにこしたことはありません。

 

9)次の再就職の時に、不利になる

ベンチャー企業に、経営陣ではなく、一般従業員として入社した場合は、次に転職するときに、前職の経験としてカウントされないことがありますので、気を付ける必要があります。もちろん、再度、ベンチャー企業に転職する場合は、ベンチャー企業での経験は有利になるでしょう。

ただ、転職先が大手企業の場合だと、ベンチャー気質を評価しない場合も多々あるので、その点は事前に覚悟しておく必要があります。

 

ベンチャー企業への挑戦すべき唯一の場合

自分自身が、そのベンチャー企業の立ち上げに関与する場合は、ベンチャー企業の上記のリスクを十分に承知の上で、携わってもいいのではないでしょうか?その場合は、ベンチャー企業に就職するという意識ではなく、自分自身がベンチャー企業を立ち上げるという覚悟がないといけないでしょう。

 

私も40歳と50歳の時に、リストラを経験し、従業員の受け皿としてのベンチャー気質の中小企業への入社を検討したことがあります。正直、ベンチャー気質であって、大手会社からスピンアウトした会社との形態をとっていたので、勤務体系、福利厚生、給与体系は、大手企業に準ずるものでした。なので、このような受け皿の会社に入社することは、そんなに悪くないと思っています。ほとんどが前の会社からの同僚、上司、部下ばかりですからね。規模も数百人なので、零細企業ではなく、中小企業のカテゴリーです。受け皿なので、最初は外部からの求職者の採用は基本的にないです。

 

50歳の時の事業所のリストラの際には、数名~十数名のベンチャー企業が10社弱できました。このベンチャー企業の社長は、大手内資企業の部長以上、成功しているのは統括部長以上の肩書だった方です。つまり、大手企業の勝ち組で、部長や統括部長になった40代の方が、ベンチャー企業を立ち上げているのです。と言っても、大手企業のリストラによる受け皿なので、5年間は、給料、福利厚生、その他もすべて大手企業だったころのものを保証するという通常ではあり得ない条件となっています。

このようなベンチャー企業で、立ち上げから関与し、5年間も待遇が大手企業だった場合と同じであることが保証されるなら、ベンチャー企業でもいいんじゃないでしょうか?ちなみに、私はこの条件でもベンチャー企業に行きませんでした。

まとめー心と体を壊す可能性が高いから辞めた方がいい

 

ベンチャー企業の経営陣は基本的に夢ばっかり語ります。私も40歳と50歳の時に、勧誘を受けたときに、経験しました。なぜ夢ばかり語るのか?それは、夢しか売りがないからです。給料も福利厚生も勤務時間も責任の重さも、すべて大企業に比べれば劣っています。ただ単に劣っているのではなく、遥かに劣っています。

しかも、中高年がベンチャー企業に入社すると、経営陣に準ずる立場を与えられます。しかも、ストックオプションやベンチャー企業が成功した時のうまみは一切与えられることなしにです。

責任が重く、馬鹿みたいに忙しくて、心と体を壊して、1年以内で辞職しなければならなくなるのがオチですよ。冷静になりましょう。

 

どうしてもベンチャー企業が良いというのなら、あなたが創業者として立ち上げましょう。自分の会社ですから、自分の思う通りに会社のビジョンと仕事内容を決め、自分の夢を成功させるために、頑張りましょう。この場合は、ベンチャー企業のリスクを背負うことは当然なので、何の違和感も持ちません。

 

ここまで、ベンチャー企業のことをボロクソに書きました。申し訳ないですが、私の本音です。ここまで書いても、ベンチャー企業に就職する意志が一切揺らがない人だけが、ベンチャー企業に入社して、なんとかやっている人ではないでしょうか?

 

逆説的になりますが、中高年で本気でベンチャー企業でやってこうとする人は、是非頑張ってください。そのような人が世の中を変えていくのかもしれません。ただ、その代償はあなたの命ですよ!心と体がボロボロになって、それでも死ぬ気でやっていく気概があなたにはありますか?

 

 

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